『 Kyoudo PRIDE 』 とは

――埼玉協同病院が求める医師像――

 『 地域医療の最前線で、いかなる患者にも向き合うGeneralistとしての力を備えたSpecialist 』

 初期臨床研修制度が始まり、様々な研修プログラムが作られるなか、医療生協さいたまでは医師臨床研修制度が必修化される前からスーパーローテート研修を信条とし貫いています。それは、「求める医師像」にあるようにSpecialistであると同時にGeneralistであるべきという思いからです。例えば内科医は「専門医であろうとも総合的基礎力を備えた医師であれ」というポリシーを掲げて研鑽を積んできました。
 2012年度内科病棟のシステム変更に伴い総合内科を立ち上げ、患者、地域住民の医療要求から出発し、第一線の医療機関に求められる専門性を兼ね備えたオールラウンドな病院総合医の養成に力を注いでいます。
 病歴、身体所見を大切にし、EBMに基づく診断推論の技法を用いて、身体的・経済的負担が少なく、最大のアウトカムを引き出す診療を心がけ、日々診療に臨んでいます。このことは必ずしも「病気を治す」ということと同義ではありません。治らない病気でも、その人の生活、人生をどのように生きるのかをともに悩み、考える作業でもあります。

 「 医療の質を向上させて地域へ貢献する。患者中心の医療。人を診る医療。 」 

 2015年度から初期研修委員会において、埼玉協同病院として求める医師像、研修の在り方について議論を重ね、埼玉協同病院で働くすべての医師の志を表すスローガンとして『 Kyoudo PRIDE 』を掲げました。




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